バフェット流の運用基準とは何か?バリューインベスターの神髄  ~バフェット関連ブログ

バリュー投資アカデミー

バフェット流の運用基準とは何か?バリューインベスターの神髄

~バフェット関連ブログ

 

世界一番有名なインベスターは誰か?

繰り返しご紹介していますが、バークシャー・ハザウェイ会・兼CEOのウォーレン・バフェット

議論の余地は無いと思いますが、そんなバフェットの投資基準について本日は触れてみたいと思います。

希代のインベスターの運用手法は、

「収益バリュー株投資」

と呼ばれるものです。
バフェットが弟子入りした、師匠であるベンジャミン・グレアムが収益バリュー投資で財産を築いた名インベスターです。

手法は、企業の成長、今後の業績の伸びを考慮する点です。

加えて、グレアムは、企業の資産に比べて価格が割安な企業の株式を購入したのに対し、バフェット将来には、得る収益を踏まえて、売られている値段が安ければ買うスタンスです。

これが収益バリュー株投資の骨子となります。

<バフェット流投資の主なポイント>

一般消費者に対して強いブランド訴求力を持つ商品やサービスを取り扱って、分かりやすい事業を展開
②独占的な地位を築いて業績を伸ばし続けていて
③財務状態も健全
④業績の拡大が続く限りは売却せずに保有し続ける

といった、明確な方針が決まっています。そのため、バフェットの投資法は比較的に容易に理解することができます。

ただ、課題としては、よく日本の株式市場で実践しても、通用しにくい点です。

理由は、成長企業の長期保有を追求するバフェット手法、中長期的には右肩上がりで株価が上昇する米国の株式市場を前提としているからです。

日本は、1980年代のバブル崩壊以降、浮き沈みはありますが、安定成長がない状況です。長期保有できる銘柄が見当たらないという結論になります。

実際、バフェットは日本株を持ってなく、純粋なバフェット流の投資をしたいのなら、米国株、さらに言えばバフェットの投資そのものを実践しているバークシャーの株を買った方が良いと思います。

<その他バフェットの投資基準>

・自分がビジネスモデルなどを理解できる銘柄に絞る

・株式市場全体が悲観的になって割安になっている時に購入する

・増収増益が続く限りは売却せずに保有

・一般消費者向けの商品・サービスを扱っている

・事業の内容が分かりやすい

・増収増益が続いている

・他社の参入を防ぐ障壁(堀)を築いている

・将来の利益で算出した企業の価値と株価の乖離(安全域)が大きく、価格が割安

・売上高営業利益率、ROE(自己資本利益率)、ROA(総資産利益率)が高い銘柄が望ましい

 

バフェットの投資銘柄のうち、上位6銘柄が、全体の資産の4分の3を占めております。