投資の真髄とは?① 株価を見るな!『●●』を見るべし!

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■Interviewer:

今朝の特別ゲストは、バークシャーハサウェイの会長兼CEOウォーレン・バフェット氏です。今朝、ウォーレンとは多くのことについて話しました。

市場についてのあなたの考えを手短に伺いましたが、前回お会いして以来、市場には本当に多くのことが起こりました。

株式市場の株価変動が大きく、平均的な個人投資家は、現時点で何をすべきか戸惑っていますし、恐怖を感じている人も多くいます。

価格変動の回復という点で、現在何が起こっていると思いますか?それは心配すべき事なのか、何がそれを引き起こしていると思いますか?

 

■ Warren Buffett:

もし、あなたが農場やアパートを所有している感覚で、株を所有していたとします。

毎日または毎週、果実の摘み取りは無い、というビジネスの見方にご理解頂けると思います(収穫時期は毎日では無く、作物のように果実が実った然るべき時期)。

アメリカにおけるビジネスの価値とは、現在から死ぬまでの間に、所有者にどれだけ収益が見込めるかにかかっています。

ビジネスとして考えている場合、2か月の間に10%変化することはないと思います。しかし、市場ではどんな事も起こり得ます。私が忠告したいことは、『株式証券を担保にお金を借りてはいけない』ということです。

本当は株式市場は毎日のように開く必要はないと思っています。

要するに、株式市場というのは、『想定していない異常な事が起こる可能性』があるからです。

多くの人にとって、金融商品は、難しい中身を知らなかったとしても購入することはできてしまいます。

それらの金融商品は、例えるなら、大きな火力のような要素(暴発リスク)を持っています。

■ Interviewer:

価格変動とそれに関連するもののように?

■Warren Buffett:

その通りです。人は何かをやろうとして、『投資ではなくギャンブル』をしています。過熱しているVIX index(恐怖指数)を購入するのは投資とは言えない。いらないものです。それは不必要な金融商品です。

現在の金融商品というのは、一般の人が購入したくなる金融商品を作り、それをご購入いただいている状況です。

ウォールストリートでは、1792年にボタンの木協定以降同じことを行っています(1972年、ウォール街に生えていた大きなボタンの木の下で、自然発生的に証券の取引が開始された歴史あり)。

もし、私が投資するなら、マクドナルドの店舗を半分の利子で買い、マクドナルドのフランチャイズ店として運営したとします。

自分が良い投資をしたかどうかは、私は『ビジネスに目を向けて判断』します。

新しい競争はあるのかどうか、毎年どういった業績をあげられているかなど、私は『常にビジネス』として見ています。

何かの価格を眺めているだけでは、投資にはならない。

(単に株価を追いかけるだけの行為は、投資とは言わない)

例えば、ビットコインや何らかの仮想通貨を購入した場合、その資産(仮想通貨)に何かを生み出して欲しいとは誰も思っていないはずです。

集合住宅を購入したら、集合住宅の業績を見ますし、農場を購入したら、農場の業績を見ます。

もしあなたが、事業全体を購入したなら事業全体の業績を見るはずです。

もしあなたが事業の一部を購入したら、その『事業の業績がどうなっていくのか?』を気に留めるべきではないでしょうか?

■Warren Buffett:

人々は色々な動きや物事が流動的であるという事に(本能的に)魅了されてしまっています。

例えば、あなたが、値動きあり過熱しているVIX index(恐怖指数)のような金融商品にお金を投じたとします。そうすると、マーケットにも(少なからず)影響を与えるわけです(値動きや、更なる高騰につながる)。

お伝えしたいポイントは、

『あなたは1日で投資したお金の90%を失う可能性だってある!』

ということです。

これらを(何も生み出さない値動きを追いかけるようなもの)「投資」と定義するには相応しくないと思います。むしろそれは、ただの『ギャンブル』であると申し上げたいです。

 

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